インプラントを長持ちさせるための大切なステップが始まります。
インプラントを入れたら、自分の歯のように手入れがいらない、と勘違いしている方がいらっしゃいます。でも考えてみて下さい。天然の歯に替わるものとしてインプラントは開発されたのです。天然の歯に勝るものはないですから、インプラントも歯と同じように、お手入れが大切です。歯みがきや定期検診を怠ると、歯ぐきとインプラント体の間から細菌の感染が起きてしまいます。
インプラントは3回目に生えてきた歯だと考えて、毎日のブラッシングと3ヶ月ごとの定期検診をしっかり受けましょう。
お口の中には残っている歯もあり、インプラントとの咬み合わせのバランスを定期的に診断する必要もあります。喫煙習慣や暴飲暴食など、全身の健康を損なう恐れのある生活習慣にも十分に気をつけましょう。
歯を失った不自由さ、悲しみが、今後の健康な生活習慣に繋がるきっかけとなったら、インプラント治療は単に歯を取り戻す以上の意味を持つでしょう。
健康で豊かな人生は、しっかり咬めるお口の健康が大前提です。入れ歯を入れることによる精神的ダメージは、生きる意欲を大きく失わせます。咬むことで脳の海馬を刺激し、記憶の老化を防ぐことができます。食べる喜びは、食卓を通じて豊かな人間関係を育みます。食べることは生きることです。歯の健康寿命が人間の寿命に追いつかない現在、インプラントはまさに3番目の歯として、私たちの人生を豊かにしてくれるでしょう。
インプラントをあなたの本当の歯だと思って、今度こそ大切にお手入れしていただきたいと思います。
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